国民健康保険証が届いていない子どもが148人!?

国民健康保険証が届いていない子どもが148人!?

 

甲府市議会定例会の代表質問に立ちました。

国民健康保険料を払いきれない世帯の子どもへの対応について聞いて、答弁に衝撃を受けました。

 

国民健康保険料の滞納が続くと、有効期限の短い短期被保険者証への切り替え、さらに滞納が続くと、医療費が10割負担となる被保険者資格証明書の交付へと、進みます。

 

2010年の、国民健康保険法等の改定により、滞納が続いても、18歳以下の子どもに対しては、有効期間が6か月の、短期被保険者証を交付する(=無保険状態にしない)、などとされました。

 

県内のほとんどの市町村では、子どもへの保険証の未届けはゼロ、あっても数人です。(県社会保障推進協議会調べ)

 

しかし現在、甲府市では、短期被保険者証が交付され、納付相談の機会を持てない状態が続く世帯などについては、被保険者証を届けないことで来庁を促し、納付相談の機会の確保を図る「留め置き」という対応がとられています。

「留め置き」の場合、18歳以下の子どもの短期被保険者証も届けていません。

 

市は、「郵送も含め、迅速な対応を図る」と答弁したのですが・・・

 

「迅速に」というけれど、いつまでに届けるのか?

滞納が有ったとしても、子どもには保険証を届けるべきです。

14日の民生文教委員会で詳しく聞きます!

 

なお、保険証を「届ける」と表現をしているのには、理由があります。

行政は、「留め置き」を「窓口交付」と呼んでおり、「子どもには保険証を交付するべき」と言うと「留め置きではダメです」という、こちらの意図があいまいになるからです。